米国入国時の食べ物はすべて申告 肉と生鮮青果は制限あり
米国に食べ物を持ち込むときは、農産物を申告します。CBP によると、肉、果物、野菜、植物、種子、土、動物は申告が必要で、預け荷物、機内持ち込み、車内のものすべてが対象です。USDA によると、すべて申告すれば、検査官が入国できないと判断した品があっても罰則はありません。
申告せずに見つかった持ち込み禁止の農産物は没収され、商業目的でない量の初回違反の民事罰金は最大 US$1,000 です。生鮮の野菜・果物はほぼすべて持ち込めません。肉、卵、乳製品は原産国に家畜の病気があるかどうかで変わります。肉入りの月餅は持ち込めません。
持ち込めるもの・持ち込めないもの USDA の分類
USDA の旅行者向けの分類(USDA 他国からの入国):
| 区分 | USDA の説明 |
|---|---|
| 生鮮の野菜・果物 | 丸ごとでもカットでも、生鮮の野菜・果物はほぼすべて禁止。冷凍もほぼすべて禁止 |
| 缶詰の野菜・果物 | 市販の缶詰は申告すれば持ち込める。自家製の瓶詰め・缶詰は不可 |
| 乾燥した野菜・果物 | ほとんどは不可。豆類、デーツ、イチジク、ナッツ(栗とドングリを除く)、オクラ、エンドウ豆、レーズン、花椒は、申告して CBP の検査を受ければ一般に持ち込める |
| 牛・豚・羊・ヤギの肉 | 口蹄疫やアフリカ豚熱など重い家畜の病気がある国からのものはほとんど不可。市販包装・表示あり・密封未開封・包装後に商業的に加熱・常温保存できる骨なし肉は可。1 品目 50 ポンドまで |
| 鶏肉など家禽 | 高病原性鳥インフルエンザやニューカッスル病の発生地域からのものはほとんど不可。市販包装・常温保存・未開封のものは可。加熱済みのものは CBP が検査し、中までしっかり火が通って見えれば可 |
| チーズ・バター | ハードチーズ、ソフトチーズ、バターはどの国からでも可。肉入りや、リコッタやカッテージチーズのように流れるものは不可 |
| 卵 | 鳥インフルエンザやニューカッスル病の発生地域からのものはほとんど不可。市販包装・常温保存・未開封の完成品は可 |
| 月餅 | 肉、卵、卵黄が入っていないものは可。卵や卵黄入りは中までしっかり火が通って見えること。肉入りは不可 |
| コーヒー・お茶 | 焙煎したコーヒーは量の制限なし。茶葉だけのお茶も制限なし。メギ(barberry)の葉やサクラ属の花を含むものは不可 |
| ナッツ・スパイス | ゆでる、焼く、ひく、蒸すなど加工したナッツは可。乾燥スパイスはほとんど可だが、柑橘類の葉と種は除く |
豚肉入りの食べ物は持っていかない
USDA のアフリカ豚熱の説明は旅行者に、旅行には豚肉入りの食べ物を持っていかないよう呼びかけています。CBP は豚肉入りや豚肉に見える肉の食べ物を処分することがあり、手作りの料理も加熱済み・冷凍を問わず対象です(USDA アフリカ豚熱)。
申告のしかた
- すべて申告:預け荷物、機内持ち込み、車内の農産物はすべて申告します。入国地の農業専門官が入国できるかを判断します(CBP 農産物の持ち込み)。
- レシートと元の包装を残す:USDA は、原産地の証明として農産物のレシートと元の包装を残すよう勧めています。
- わからない品目:USDA の農産物輸入要件データベースで調べます(ACIR)。
入国当日は I-94 と入国スタンプも確認します。詳しくは 入国当日 空港を出る前に I-94 と入国スタンプを確認。処方薬の持ち込みは 米国に引っ越す前 在留資格ごとに書類を準備 処方薬は 90 日分まで。
この記事で調べていないこと
- 国ごとの発生地域リスト:USDA の旅行者向けの説明には、どの国が現在口蹄疫、アフリカ豚熱、鳥インフルエンザの発生地域かが載っておらず、台湾、韓国、日本が含まれるかは書いていません。
- インスタント麺、肉でんぶ、ジャーキーなどの個別品目:USDA の旅行者向けの説明には品目ごとの記載がありません。持ち込む前に ACIR で調べるか、そのまま申告してください。
- 海産物:USDA はほとんど規制しておらず、米国魚類野生生物局か FDA に問い合わせます。この記事では調べていません。
よくある質問
お菓子とお茶だけでも申告が必要ですか?
必要です。CBP によると農産物は申告して検査を受ける必要があります。USDA によると茶葉だけのお茶は量の制限なく持ち込めますが、申告は必要です。
申告した品が入国できなかった場合、罰金はありますか?
ありません。USDA によると、すべて申告すれば罰則はありません。入国できるかどうかは検査官が判断します。
申告しなかった場合の罰金はいくらですか?
CBP によると、商業目的でない量の初回違反の民事罰金は最大 US$1,000 で、商業的な量はさらに重くなります。見つかった禁止品は没収されます。
月餅は持ち込めますか?
中身によります。肉、卵、卵黄が入っていなければ可。卵や卵黄入りは中までしっかり火が通って見えること。肉入りは不可です。
資料の出典と確認日
いずれも 2026-10-29 に確認。この記事は法律に関する助言ではありません。
- CBP Agricultural Items(ページ更新 2025-12-30):https://www.cbp.gov/travel/international-visitors/agricultural-items
- CBP 農産物の持ち込みの説明(ページ更新 2026-06-11):https://www.cbp.gov/travel/clearing-cbp/bringing-agricultural-products-united-states
- USDA APHIS 他国からの入国(ページ更新 2026-03-31):https://www.aphis.usda.gov/traveling-with-ag-products/another-country
- USDA APHIS 肉、家禽、海産物(ページ更新 2026-01-13):https://www.aphis.usda.gov/traveling-with-ag-products/meats-poultry-seafood
- USDA APHIS 野菜・果物(ページ更新 2026-01-13):https://www.aphis.usda.gov/traveling-with-ag-products/fruits-vegetables
- USDA APHIS 乳製品と卵(ページ更新 2026-01-13):https://www.aphis.usda.gov/traveling-with-ag-products/milk-dairy-eggs
- USDA APHIS コーヒー、お茶、はちみつ、ナッツ、スパイス(ページ更新 2026-01-13):https://www.aphis.usda.gov/traveling-with-ag-products/coffee-tea-honey-nuts-spices
- USDA APHIS 旅行者向けアフリカ豚熱の説明(ページ更新 2026-09-16):https://www.aphis.usda.gov/traveling-with-ag-products/asf