USCISの一部の申請はI-912で手数料免除を申請できる
米国市民権・移民局(USCIS)は、支払えないことを示せば、一部の移民書類とサービスについてI-912で手数料の免除を申請できるとしています。USCISが免除を認めるのは、申請手数料を払えないことをはっきり示した場合だけです。資格は次の3つのいずれかです。本人、配偶者、子、または親(本人が21歳未満か障害がある場合)が所得審査のある給付を今受けている。申請時の世帯収入が連邦貧困ガイドラインの150%以下。または、極度の経済的困難で申請手数料を払えない。
USCISは、H.R.-1法で定められた手数料は免除できず、DACAには手数料の免除がないとも書いています。I-912は申請書と一緒に出す必要があり、USCISが申請書を受け取ったあとでは出せません。この記事はUSCISのI-912のページと手数料免除の補足説明ページだけに沿ってまとめたもので、個別のケースの判断や法的助言はしません。
免除を申請できる申請
USCISの説明(USCIS I-912 手数料免除):現行の規則では、一部の書類か、書類の一部の申請区分だけが免除の対象です。対象には次のものがあります。
- I-90:グリーンカードの再発行・更新。
- I-751:条件付きグリーンカードの条件解除。
- I-765:就労許可。ただしDACAの(c)(33)区分を除く。
- I-485:特定の根拠でグリーンカードを申請する場合だけ。たとえば公的負担の規定が適用されない区分(キューバ調整法など)、1972年1月1日より前から米国に継続して住んでいる場合(Registry)、亡命者の身分。
- 帰化と市民権の証明:N-400帰化、N-565帰化・市民権証明書の再発行、N-600、N-600K市民権証明書など。
- その他:人道的仮入国のためのI-131、初めてTPSを申請するI-821(生体認証手数料のみ)など。書類と条件はUSCISのページが基準です。
- 特定の身分:A、G、E-3、H非移民の虐待を受けた配偶者、永住者か市民の虐待を受けた配偶者や子、T非移民、TPS、U非移民、VAWA自己請願者に関わる申請も免除を申請できます。
免除できない手数料
- H.R.-1の手数料:2025年7月4日に署名されたH.R.-1法は一部の移民書類に追加の手数料を設け、これらは免除も減額もできません。別の国土安全保障省(DHS)の手数料の免除は申請できますが、H.R.-1の手数料は別に支払い、I-912と一緒に出します。
- 対象の書類:たとえば、新しい仮入国期間の承認時に就労許可を求めるI-131、I-765の(a)(12)、(c)(8)、(c)(11)、(c)(19)、(c)(34)区分、I-821の初回登録(DHSの手数料で免除できるのは30ドルの生体認証手数料のみ)。
- DACA:DACAの申請ではI-912は出せず、DACAには手数料の免除がありません。USCISは限られた場合には手数料の適用除外があるとしています。
3つの資格
- 所得審査のある給付を受けている:USCISが認める例はMedicaid、CHIP、SNAP、TANF、SSI、Section 8の住宅支援、WIC、LIHEAPなどです。Medicare、失業給付、社会保障給付、SSDI、学生向けの奨学金やローンは含まれません。
- 家族の給付を使う:配偶者の給付は、同居していて法的に別居していない場合だけ使えます。21歳未満の子は同居する親の給付を、親は同居する子の給付を使えます。続柄と同居の証明が必要です。I-912のページの列挙には兄弟姉妹も含まれますが、補足説明ページにはありません。USCISの審査に従います。
- 給付の証明:受給者の名前、給付する機関、給付の種類、今も受けていることが書かれた手紙、通知などの公式書類が必要です。有効期限のない書類は、I-912を出す日から12か月以内の日付であること。給付カードだけでは証明になりません。ただしカードにこれらの情報があれば別です。
- 世帯収入150%:申請時の世帯収入が連邦貧困ガイドラインの150%以下。その年の金額はUSCISのPoverty Guidelinesのページで確認します。世帯収入には世帯主の収入を含めます。
- 極度の経済的困難:たとえば失業、家族の医療費、自然災害、立ち退き、ホームレスなど。経済状況を詳しく説明し、銀行の明細、給与明細か失業の証明、公共料金の請求書、賃貸契約、医療費の請求書などの証拠を付けます。
申請のしかた
- 一緒に出す:I-912とすべての証明書類を、免除を求める申請書に付けて出します。たとえばN-400の免除なら、N-400、I-912、証明書類をN-400の説明書にある住所へ郵送します。
- 2つの方法:免除の対象になるすべての書類で、紙のI-912を郵送できます。一部の書類はUSCISのオンラインアカウントで記入済みのI-912のPDFをアップロードできます。
- 手紙でも申請できる:I-912の代わりに、必要な情報と証拠を付けて手紙で免除を申請することもできます。
- 外国語の書類:完全な英訳を付け、翻訳者が、翻訳が完全で正確であり翻訳する能力があることを署名して証明します。
- 給付を受けると不利になるか:USCISは、公的給付を受けていることは手数料免除の審査に不利に働かないとしています。
却下される場合
- 署名がない:署名のないI-912はUSCISが却下します。14歳未満か判断能力がない場合は、資格のある代理人が署名します。
- ページの欠落や版の混在:印刷して郵送した書類にページの欠落や別の版のページがあると、USCISは却下することがあります。
- 資格がない:USCISが資格がないと判断した場合、免除の申請と申請書をまとめて却下することがあります。
- その他のよくある理由:書類が免除の対象でない、Part 1にチェックがない、証拠がない、外国語の証拠に認証された英訳がない、申請書なしでI-912だけを出した。
- 拒否されたら:まず拒否通知(I-797)を読みます。それでも理由がわからなければ、lockboxsupport@uscis.dhs.govにメールできます。
USCISに審査を急いでもらう方法: USCIS の迅速処理は電話かオンラインで依頼 原則証明が必要。I-90でのグリーンカード更新と、条件付きグリーンカードのI-751: 永住権カードは期限 6 か月前から I-90 条件付きは I-751。
この記事で調べていないこと
- 貧困ガイドラインの金額:USCISのPoverty Guidelinesのページを見てください。この記事では金額を書き写していません。
- 公的負担:USCISの説明ページは、入国時に給付の受給がどう考慮されるかを別に扱っています。詳しい規則はUSCISの政策マニュアルにあり、この記事では書きません。
- 書類ごとの手数料:USCISの手数料表(G-1055)を見てください。この記事では調べていません。
よくある質問
Medicareで免除の資格になりますか?
なりません。USCISによると、Medicare、失業給付、社会保障給付、SSDIは所得審査のある給付に含まれません。
申請書を郵送したあとでI-912を出せますか?
出せません。USCISによると、申請書を受け取ったあとではI-912を出せないため、申請書と一緒に出します。
政府の給付を受けていると免除の審査に影響しますか?
USCISによると、公的給付を受けていることは手数料免除の審査に不利に働きません。
DACAで手数料免除を申請できますか?
できません。USCISによると、DACAには手数料の免除がなく、DACAの申請ではI-912は出せません。限られた場合には手数料の適用除外があり、詳しくはUSCISのDACA手数料適用除外のページにあります。
出典と確認日
すべて2026-11-02に確認。
- USCIS, I-912, Request for Fee Waiver(ページ更新 2026-06-05):https://www.uscis.gov/i-912
- USCIS, Additional Information on Filing a Fee Waiver(ページ更新 2026-10-14):https://www.uscis.gov/forms/filing-fees/additional-information-on-filing-a-fee-waiver