転倒予防はまず医師にリスク評価を 浴槽とトイレに手すり
米国疾病対策センター(CDC)は、簡単なことで転倒を防げるとしています。まず医師か医療者に転倒のリスクを評価してもらい、自分にできる具体的なことを相談します。家では浴槽やシャワーの内と外、トイレの横に手すりをつけ、階段の両側に手すりをつけます。CDCは、処方薬も市販薬も含め、めまいや眠気を起こす薬がないか医師か薬剤師に見てもらうようにとも書いています。
CDCによると、股関節(大腿骨の付け根)の骨折は転倒による最も重いけがの一つで、骨折から回復するのは難しく、その後一人で暮らせなくなる患者も多くいます。この記事はCDCの転倒と股関節骨折の予防のページに沿って、医師と話すこと、脚力とバランスの運動、目の検査、家を安全にする方法をまとめます。健康状態は人それぞれです。気になることは医療者に相談してください。
まず医師と話す
CDCの説明(CDC 転倒と股関節骨折の予防):
- リスクの評価:医師か医療者に転倒のリスクを評価してもらい、自分にできる具体的なことを相談します。
- 薬の確認:めまいや眠気を起こす薬がないか医師か薬剤師に見てもらいます。処方薬も市販薬も含めます。
- ビタミンD:ビタミンDのサプリメントをとるべきか医師か医療者に聞きます。
- 骨粗しょう症:骨粗しょう症の検査を受け、必要なら治療を受けます。
脚力とバランス
- 運動:脚を強くしてバランスをよくする運動をします。CDCが挙げる例は太極拳です。
目の検査
- 年に1回:少なくとも年に1回は眼科医に目を検査してもらい、必要ならめがねを新しくします。
- 遠近両用めがね:遠近両用や累進レンズのめがねなら、散歩など屋外での活動用に遠くを見る度数だけのめがねを別に作るのもよいでしょう。遠近両用や累進レンズは、物が実際より近くや遠くに見えることがあります。
家を安全にする
- つまずくものをなくす:つまずきそうなものを片づけます。
- 手すり:浴槽やシャワーの内と外、トイレの横に手すりをつけます。
- 階段:階段の両側に手すりをつけます。
- 照明:電球を増やすか明るい電球にして、家を十分に明るくします。
市販薬の選び方や飲み方を薬剤師に聞く: まず薬局の薬剤師に聞く 市販薬の選び方も飲み方も相談できる。家具やテレビを壁に固定して倒れるのを防ぐ: 引き出し付き家具とテレビは壁に固定 転倒によるけがを防ぐ。かかりつけ医がまだいないなら: かかりつけ医を先に選ぶ HMO は専門医に紹介状 PPO は不要。
予防が大切な理由
CDCが挙げる数字は65歳以上の成人の研究によるものです。
- 入院:高齢者の転倒による股関節骨折での入院は、毎年約30万件あります。
- 転倒が原因:2019年、65歳以上の成人の股関節骨折による死亡の83%、救急外来受診と入院の88%は転倒が原因でした。
- 女性:救急外来や病院で治療される股関節骨折の約70%は女性です。
- 年齢:年をとるほど股関節を骨折する可能性が高くなります。
この記事で調べていないこと
- STEADIの冊子:CDCには高齢者向けのSTEADIの冊子(英語とスペイン語)がありますが、内容はこの記事では調べていません。
- 保険の給付:骨粗しょう症の検査や目の検査に保険が使えるかは、この記事では調べていません。
- 転倒したあと:このページには転倒したあとの対応が書かれていないため、この記事では書きません。
よくある質問
飲んでいる薬は転倒に関係しますか?
CDCによると、処方薬も市販薬も含め、めまいや眠気を起こす薬がないか医師か薬剤師に見てもらいます。
家でまず何を変えればいいですか?
CDCによると、つまずきそうなものを片づけ、浴槽やシャワーの内と外、トイレの横に手すりをつけ、階段の両側に手すりをつけ、電球を増やすか明るくします。
どんな運動が役立ちますか?
CDCによると、脚を強くしてバランスをよくする運動で、太極拳がその一例です。
遠近両用めがねで歩くとき、何に気をつければいいですか?
CDCによると、遠近両用や累進レンズは物が実際より近くや遠くに見えることがあり、散歩など屋外での活動用に遠くを見る度数だけのめがねを別に作るのもよいでしょう。
出典と確認日
すべて2026-11-02に確認。
- CDC, Preventing Falls and Hip Fractures(ページの日付 2026-01-27):https://www.cdc.gov/falls/prevention/index.html