CDCは全員に百日せきワクチンを推奨 効果は時間とともに弱まる
米国疾病対策センター(CDC)は、すべての人に百日せきワクチンを推奨しています。CDCによると、ワクチンはよく効きますが、効果は時間とともに弱まります。CDCは、妊娠のたびに妊娠後期(第3三半期)の早い時期にTdapを受けるよう推奨しており、主な目的は生まれた赤ちゃんを生後数か月の百日せきから守ることです。1歳未満の赤ちゃんは百日せきにかかり重い合併症を起こすリスクが最も高いとしています。
CDCによると、百日せきを防ぐワクチンは2種類あり、7歳未満の乳幼児はDTaP、それより上の子どもと大人はTdapを受けます。名前のTは破傷風、D/dはジフテリアも防ぐことを表しています。この記事はCDCの百日せきワクチンのページと推奨のページに沿って、何歳で受けるか、妊娠中の接種、接種前に医療者に伝えること、副反応、受けられる場所をまとめます。健康状態は人それぞれです。気になることは医療者に相談してください。
何歳で受けるか
CDCの説明(CDC 百日せきワクチンの推奨):
- 赤ちゃん:十分な免疫をつけるためにDTaPを3回受けます。CDCは生後2か月、4か月、6か月での接種を推奨しています。
- 子ども:幼児期の免疫を保つため、生後15〜18か月と4〜6歳でDTaPの追加接種を2回受けます。
- 11〜12歳:免疫を高めるためTdapを1回受けます。この年齢で受けなかった10代は、次に受診したときに受けるようCDCは推奨しています。
- 大人:Tdapを一度も受けたことがない大人は全員1回受けるようCDCは推奨しています。前回Tdを受けた時期にかかわらず、いつでも受けられます。
- 10年ごと:破傷風とジフテリアの免疫を保つため、大人は10年ごとにTdかTdapの追加接種が必要です。
妊娠中
- 妊娠のたびに:CDCは、妊娠のたびに妊娠後期(第3三半期)の早い時期にTdapを受けるよう推奨しています。
- 主な目的:Tdapは破傷風とジフテリアも防ぎますが、主な目的は生まれた赤ちゃんを生後数か月の百日せきから守ることです。
接種前に医療者に伝えること
CDCの説明(CDC 百日せきワクチン):
- 受けられないことがある:これらのワクチンの接種後に命に関わるアレルギー反応が出た、またはワクチンの成分に命に関わるアレルギーがある場合。
- 体調が悪いとき:一般に、かぜのような軽い病気なら接種してかまいません。治ってから受けるべきかは医療者に相談できます。
- 伝えておくこと:本人か子どもにけいれんやほかの神経の病気がある、ギラン・バレー症候群(GBS)にかかったことがある、破傷風やジフテリアのワクチンの後に強い痛みや腫れが出たことがある場合。
副反応
- ほとんどは問題なし:CDCによると、これらのワクチンを受けたほとんどの人に重い問題は起きません。副反応はふつう軽く数日で治まりますが、重い反応が起きることもあります。
- DTaPでよくあるもの:接種部位の腫れや痛み、発熱、機嫌が悪い、疲れ、食欲がない、嘔吐。
- Tdapでよくあるもの:接種部位の痛み・赤み・腫れ、微熱、頭痛、疲れ、吐き気、嘔吐、下痢、腹痛。
- DTaPでのより重い反応:軽い反応よりずっとまれで、けいれん、3時間以上泣き続ける、華氏105度を超える高熱などです。腕や脚全体が腫れることはまれで、起きるのはふつう年長の子が4回目か5回目を受けたときです。
受けられる場所と費用
- 子どもと10代:DTaPとTdapは子どもの定期接種で、小児科や家庭医の診療所、地域の診療所、保健局で受けられます。
- 大人:ふつう医師の診療所か薬局がいちばんよい場所です。医師のところにTdapがなければ紹介してもらいます。
- かかりつけ医がいない:連邦の補助を受けた保健センターでも受けられます。地域の保健局に受けられる場所を聞くこともできます。
- 費用:ほとんどの民間の健康保険がカバーしているので、費用とネットワーク内の接種場所は保険会社に確認します。親や保護者が費用を払えないかもしれない子どもは、子ども向けワクチンプログラム(VFC)で受けられます。
大人の予防接種記録の探し方: 大人の予防接種記録に全国データベースはない 州の登録システムへ。子どもが無保険のときの予防接種: 18 歳以下で無保険か Medicaid なら VFC で予防接種。日本へ帰る前に受けたいほかの予防接種: 日本へ帰る 1 か月前に受診 60 歳未満の未接種者は B 型肝炎推奨。
この記事で調べていないこと
- 州ごとの入学の規定:CDCには保育施設、小学校、中高のTdapの規定に関する資料が別にあります。州ごとの規定はこの記事では調べていません。
- 症状と治療:CDCに別のページがあります。この記事では調べていません。
- 接触後の予防内服:この2つのページには書かれていないため、この記事では書きません。
よくある質問
大人も百日せきワクチンが必要ですか?
CDCは、Tdapを一度も受けたことがない大人は全員いつでも1回受けるよう推奨しています。その後は10年ごとにTdかTdapの追加接種で破傷風とジフテリアの免疫を保ちます。
妊娠中はいつ受けますか?
CDCは、妊娠のたびに妊娠後期の早い時期にTdapを受けるよう推奨しています。主な目的は生まれた赤ちゃんを生後数か月の百日せきから守ることです。
前回の妊娠で受けました。今回も必要ですか?
推奨されています。CDCは妊娠のたびに受けるよう推奨しています。
ワクチンの効果はずっと続きますか?
続きません。CDCによると、これらのワクチンはよく効きますが、効果は時間とともに弱まります。
出典と確認日
すべて2026-11-02に確認。
- CDC, Whooping Cough Vaccination(ページ更新 2026-04-30):https://www.cdc.gov/pertussis/vaccines/index.html
- CDC, Whooping Cough Vaccine Recommendations(ページ更新 2026-07-29):https://www.cdc.gov/pertussis/vaccines/recommendations.html