結核が多い国の出身や渡航が多い人は検査を CDC が推奨
CDC は、結核菌にさらされるリスクが高い人に検査を勧めていて、その中に、結核がよく見られる国で生まれた人やそうした国によく行く人を挙げています。こうした国にはアジア、アフリカ、中南米の一部の国が含まれます。CDC は、感染リスクが低い人には一般に検査は必要ないとも明記しています。結核菌は何年も症状を出さずに体内にとどまることがあるため、体調が悪くなくても検査が必要な場合があります。
出生地は条件の一つにすぎません。CDC は、集団生活の場で暮らしたことがある人、最近活動性結核の人と過ごした人、病院などで働く人、感染後に発病しやすい人も挙げています。この記事は CDC の結核検査のページに沿って、誰が検査を受けるべきか、2 種類の検査、結果の意味、どこで受けられるかをまとめました。健康状態は人それぞれなので、気になることは医療者に相談してください。
誰が検査を受けるか
CDC の説明(CDC 結核の検査):
- 出生地やよく行く場所:結核がよく見られる国で生まれた人、そうした国によく行く人。アジア、アフリカ、中南米の一部の国が含まれます。
- 集団生活の場:ホームレスシェルターや刑務所など、結核の多い集団生活の場で暮らしている、または暮らしたことがある人。
- 最近の接触:最近、活動性結核の人と一緒に過ごした人。
- 職場:病院、ホームレスシェルター、矯正施設、介護施設など、リスクの高い場所で働く人。
- そのほか検査が必要になることがある場合:結核の症状がある、または仕事、学校、旅行、移民の審査で求められる場合。
- リスクが低い人:CDC は、感染リスクが低い人には一般に検査は必要ないと明記しています。
感染後に発病しやすい人
CDC によると、潜在性結核は一生発病しないこともあれば、何か月か何年か後に、免疫が結核菌を抑えられなくなったときに発病することもあります。発病しやすい人は次のとおりです。
- 免疫が弱い:薬や、糖尿病、がん、HIV などの病気のため。
- 最近の感染:2 年以内に感染した人。
- 年齢:乳幼児(特に 5 歳未満)と高齢者。
- そのほか:違法薬物を注射する人、免疫を弱めるほかの病気がある人、過去に結核の治療を正しく受けなかった人。
2 種類の検査
- 血液検査:採血して、結核のたんぱく質に免疫がどう反応するかを調べます。
- 皮膚テスト:小さな針で検査液を皮膚の下に入れ、2〜3 日後に反応を見てもらいに行きます。
- BCG を受けた人:CDC によると、米国以外で生まれた人の多くは結核ワクチン(BCG)を受けており、医療者に伝える必要があります。BCG は血液検査の結果に影響しないため、受けた人には血液検査が優先されます。
- どちらにするか:医療者が決めます。
結果の意味
- 陽性:体内に結核菌があるということです。潜在性結核か活動性結核かを知るため、医療者がほかの検査をします。胸部 X 線やたんの検査が含まれることがあります。
- 陰性:結核の可能性は低いですが、症状(せき、胸の痛み、発熱、体重減少、だるさなど)がある、HIV がある、最近結核に接したという場合は、さらに検査することがあります。
- 潜在性結核:体調は悪くならず、ほかの人にうつすこともありません。
- 書面の記録を残す:陽性の結果は治療が終わった後も、以後の検査で陽性のまま出ることがあります。陽性結果の書面を医療者からもらっておきます。
どこで受けるか
- 場所:保健局か、かかっている医療者のところで受けられます。
- 費用:公的保険や民間保険で結核検査がカバーされることがあります。
- 場所を探す:州や地域の結核対策の担当部署に問い合わせます。
グリーンカードの移民健康診断は グリーンカードの健診は USCIS 指定医 I-485 と一緒に提出、B 型肝炎の検査は 18 歳以上は一生に一度 B 型肝炎の検査を CDC が全成人に推奨、かかりつけ医の選び方は かかりつけ医を先に選ぶ HMO は専門医に紹介状 PPO は不要。
この記事で確認できなかったこと
- 治療:潜在性結核と活動性結核の治療は CDC の別ページにありますが、この記事では調べていません。
- どの国が該当するか:このページにはアジア、アフリカ、中南米の一部の国とあるだけで国名の一覧はないため、この記事でも書きません。
- 移民健康診断での結核検査:移民健康診断には別の決まりがあり、この記事では調べていません。
よくある質問
台湾で生まれました。必ず結核の検査を受けなければなりませんか?
CDC は結核がよく見られる国で生まれた人を検査を勧める人の一つに挙げていますが、このページにはどの国かは書かれていません。検査が必要かは医療者に相談してください。感染リスクが低い人には一般に検査は必要ないと CDC は明記しています。
子どものころ BCG を受けました。検査に影響しますか?
CDC によると、BCG は血液検査の結果に影響しないため、受けた人には血液検査が優先されます。受けたことを医療者に伝えます。
陽性なら結核にかかっているということですか?
そうとは限りません。陽性は体内に結核菌があるということだけで、潜在性結核か活動性結核かを知るため、医療者がほかの検査をします。胸部 X 線やたんの検査が含まれることがあります。
潜在性結核はうつりますか?
CDC によると、潜在性結核の人は体調が悪くならず、結核菌をほかの人にうつすこともありません。
出典と確認日
いずれも 2026-11-01 に確認。
- CDC, Testing for Tuberculosis(ページ更新 2024-06-17):https://www.cdc.gov/tb/testing/index.html