家のけがは転倒・中毒・やけどが多い 救急箱は赤十字の一覧で
米政府の防災サイト Ready.gov は、家庭でのけがのよくある原因として、転倒、中毒(薬物の過剰摂取を含む)、やけどを挙げています。救急箱の中身については、米国赤十字社が4人家族向けに勧める19品目の一覧を Ready.gov が掲載しています。Ready.gov はまた、毎年数百万人が家でけがをして受診しているため、どうすればいいかを知り、必要な用品を手元に置いておくことが大切だとしています。
Ready.gov によると、防災用品キットとは別に、用品のそろった救急箱を家に置いておけば、軽いけがの手当てに役立ち、けがをした人が専門の医療を受けるまで安全を保つ助けになります。基本の応急手当に加えて、CPR、AED、ナロキソン(Naloxone)の使い方も大切だとしています。この記事は Ready.gov の家庭の安全のページにそって、応急手当を学ぶこと、赤十字の救急箱の一覧、家族に合わせた調整をまとめます。健康状態は人それぞれです。気になることは医療者に相談してください。
まず応急手当を学ぶ
Ready.gov の説明(Ready.gov 家庭の安全):
- なぜ学ぶか:軽いけがも命にかかわる緊急事態も急に起こることがあり、救急隊がいつも近くにいるとは限りません。すぐに簡単な行動をとれば、命を救えることがあります。
- 訓練を受ける:応急手当は技能なので、けがの悪化を防ぎ痛みをやわらげる方法について、きちんと訓練を受けることが大切です。
- 基本の応急手当のほかに:CPR(心肺蘇生)、AED(自動体外式除細動器)、ナロキソンの使い方も大切です。
- どこで習えるか:米国赤十字社、地方自治体の団体、YMCA などで応急手当の講座があります。
- 講座の内容をよく読む:講座によって料金が高いものもあるので、申し込む前に講座の情報をよく読みます。
赤十字が勧める救急箱の一覧
米国赤十字社が4人家族の救急箱に勧める19品目で、Ready.gov が掲載しています:
- 応急手当の手引き 1冊
- 5×9インチの吸収性パッド 2枚
- いろいろなサイズの絆創膏 25枚
- 10ヤード×1インチの布テープ 1巻
- 抗生物質の軟膏 5包
- 個包装の消毒シート 5包
- 81ミリグラムのアスピリン 2包
- 緊急用ブランケット 1枚
- 一方向弁つきの人工呼吸用マスク 1個
- 瞬間冷却パック 1個
- ラテックスを使っていない大きいサイズの手袋 2組
- ヒドロコルチゾン軟膏 2包
- 3インチのガーゼ包帯 1巻
- 幅4インチの巻き包帯 1巻
- 3×3インチの滅菌ガーゼ 5枚
- 4×4インチの滅菌ガーゼ 5枚
- 体温計 1本(水銀なし、ガラス製でないもの)
- 三角巾 2枚
- ピンセット 1本
家族に合わせて調整する
- 医師や薬剤師に相談:ナロキソンを含め、ほかに備えておく用品は医師や薬剤師に相談します。
- 調整を勧める:Ready.gov は、家族の必要に合わせて救急箱を調整するよう勧めています。
- 重いアレルギー:本人や家族に重いアレルギーがあり、抗ヒスタミン薬やエピネフリン注射器が必要なことがあります。
- 糖尿病:本人や家族に糖尿病があれば、紙パックのジュース、ブドウ糖の錠剤とジェル、緊急用のグルカゴン注射キットを入れます。
- 冠動脈疾患:かんで飲む低用量アスピリン(baby aspirin)が、冠動脈疾患のある人の助けになることがあります。その人がアスピリンにアレルギーがないことが前提です。
防災用品キットの準備について: 非常用キットの水は 1 人 1 日 1 ガロン 食料は数日分、家での転倒予防について: 転倒予防はまず医師にリスク評価を 浴槽とトイレに手すり、掃除用品を混ぜないことについて: 家庭用の化学品は混ぜない 塩素系漂白剤とアンモニアは爆発も。
この記事で調べていないこと
- 転倒、中毒、やけどのページ:Ready.gov にはこの3つの別ページがあります。この記事は家庭の安全のページだけを使っています。
- 講座の料金:Ready.gov は講座によって高いものもあると書いているだけで、各地の講座の料金は調べていません。
- 薬:一覧のアスピリン、軟膏、ナロキソンの使い方や、だれが使えるかは調べていません。医師や薬剤師に聞いてください。
よくある質問
救急箱と防災用品キットは同じものですか?
いいえ。Ready.gov は「防災用品キットとは別に」用品のそろった救急箱を置くとしています。
赤十字の一覧は何人分ですか?
米国赤十字社が勧めるこの一覧は4人家族向けで、全部で19品目です。
ナロキソンは救急箱に入れるべきですか?
Ready.gov は、ナロキソンを含め、ほかに備えておく用品は医師や薬剤師に相談するよう書いています。ナロキソンの使い方を覚えることも大切だとしています。
家族に糖尿病があります。救急箱に何を足しますか?
Ready.gov は、紙パックのジュース、ブドウ糖の錠剤とジェル、緊急用のグルカゴン注射キットを入れるとしています。
出典と確認日
いずれも2026-11-03に確認。
- Ready.gov, Home Safety(ページ更新 2026-02-26):https://www.ready.gov/home-safety