50歳以上は帯状疱疹ワクチン2回を推奨 かかった人も接種を
米国疾病対策センター(CDC)によると、50歳以上の大人は帯状疱疹ワクチン(シングリックス)を受けることが推奨され、2〜6か月あけて2回受けます。以前帯状疱疹にかかった人、古いZostavaxワクチンを受けた人、水ぼうそうワクチンを受けた人も受けることが推奨されています。CDCは、ワクチンは帯状疱疹を防ぐ唯一の方法で、免疫が正常な50歳以上の大人では帯状疱疹と帯状疱疹後神経痛を防ぐ効果が90%を超えるとしています。
CDCによると、米国では約3人に1人が一生のうちに帯状疱疹にかかり、年齢とともにリスクが上がります。免疫が弱い19歳以上の大人は合併症のリスクが高く、受けることが推奨されています。この記事はCDCの帯状疱疹ワクチンのページに沿って、誰に推奨されるか、受けるのを待つべき人、効果、副反応、受けられる場所と費用をまとめます。健康状態は人それぞれです。気になることは医療者に相談してください。
誰に推奨されるか
CDCの説明(CDC 帯状疱疹ワクチン):
- 50歳以上:2〜6か月あけて2回。年齢の上限はありません。
- 免疫が弱い19歳以上:病気や治療で免疫が弱い大人は2回。必要なら2回目は1回目の1〜2か月後に受けられます。
- 帯状疱疹にかかったことがある:受けることが推奨され、再発の予防に役立ちます。かかってから待つ決まった期間はありませんが、一般に発疹が消えてから受けます。
- 水ぼうそうを覚えていない:子どものころ水ぼうそうにかかったか覚えていなくても受けられます。CDCによると、1980年かそれより前に生まれた米国人の99%以上は、覚えていなくても水ぼうそうにかかっています。
- 古いワクチンを受けた:Zostavaxや水ぼうそうワクチンを受けた人も受けることが推奨されます。Zostavaxは2020年11月18日から米国で使えなくなっており、受けたことがある人はシングリックスをいつ受けるか医療者と相談します。
- 受け方:医師か薬剤師が上腕に注射します。ほかのワクチンと同時に受けられます。
受けるのを待つべき人
- 受けてはいけない:ワクチンの成分やシングリックスの接種後に重いアレルギー反応が出たことがある人、いま帯状疱疹が出ている人、いま妊娠している人(あとで受けることが推奨されます)。
- 体調が悪いとき:かぜのような軽い病気なら受けられます。中等度か重い病気のときは、熱があってもなくても、治ってから受けることが推奨されます。
- 免疫が弱く記録がない:免疫が弱く、水ぼうそう、水ぼうそうワクチン、帯状疱疹の記録がない大人は、医療者に相談することが推奨されます。
効果
- 帯状疱疹の予防:免疫が正常な50〜69歳で97%、70歳以上で91%。
- 帯状疱疹後神経痛の予防:50歳以上で91%、70歳以上で89%。帯状疱疹後神経痛は帯状疱疹で最も多い合併症で、発疹が消えたあとも数か月から数年続くことがある長期の神経の痛みです。
- 免疫が弱い人:帯状疱疹を防ぐ効果は、免疫に影響している状態によって68%から91%です。
- どのくらい続くか:免疫が正常な70歳以上では、接種後少なくとも7年は免疫が高いままでした。
副反応
- よくあるもの:腕の痛み(軽いか中くらい)、接種部位の赤みや腫れ、疲れ、筋肉痛、頭痛、寒気、発熱、腹痛、吐き気。ふつう2〜3日で治まり、一時的にふだんの活動ができなくなることもあります。若い人に多く見られました。
- 2回目も受ける:1回目のあとにこうした反応があっても、2回目を受けることが推奨されます。
- 痛み止め:イブプロフェンやアセトアミノフェンなどの市販薬を飲んでもかまいません。CDCは、接種後数日の痛みは帯状疱疹とその合併症の痛みより軽いとしています。
- まれなもの:シングリックスの接種後にギラン・バレー症候群(GBS)がごくまれに報告されています。帯状疱疹にかかったあとにもGBSのリスクがごくわずかに上がります。
- よくならないとき:症状がよくならないか悪くなるなら医療者に連絡します。副反応はワクチン有害事象報告システム(VAERS)にウェブか1-800-822-7967で報告できます。
受けられる場所と費用
- 場所:医師の診療所と薬局でシングリックスを受けられます。
- Medicare:2023年から、Medicare Part Dがある人はシングリックスの自己負担がありません。
- Medicaid:Medicaidは給付されることもされないこともあるので、保険に確認します。
- 民間の保険:多くは給付されますが、プランによっては自己負担があります。保険に確認します。
- 無保険のとき:払えない大人にワクチンを提供している製薬会社もあります。シングリックスのメーカーGlaxoSmithKlineに確認できます。
大人の予防接種記録の探し方: 大人の予防接種記録に全国データベースはない 州の登録システムへ。薬局でまず薬剤師に聞く: まず薬局の薬剤師に聞く 市販薬の選び方も飲み方も相談できる。日本へ帰る前に受けたいほかの予防接種: 日本へ帰る 1 か月前に受診 60 歳未満の未接種者は B 型肝炎推奨。
この記事で調べていないこと
- 帯状疱疹の症状:CDCに症状と合併症のページが別にあります。この記事では調べていません。
- 自分の保険の給付:保険に確認してください。この記事では調べていません。
- 製薬会社の支援の条件:このページには書かれていないため、この記事では書きません。
よくある質問
帯状疱疹にかかったことがあります。それでもワクチンを受けるべきですか?
推奨されています。CDCによると、帯状疱疹にかかったことがあってもシングリックスを受けることが推奨され、再発の予防に役立ちます。一般に発疹が消えてから受けます。
2回の間隔はどのくらいですか?
CDCによると、50歳以上は2〜6か月あけます。免疫が弱い19歳以上は、必要なら2回目を1回目の1〜2か月後に受けられます。
1回目の反応が強かったです。2回目も受けますか?
CDCによると、こうした反応があっても2回目を受けることが推奨されます。副反応はふつう2〜3日で治まります。
Medicareがあれば費用はかかりますか?
CDCによると、2023年から、Medicare Part Dがある人はシングリックスの自己負担がありません。
出典と確認日
すべて2026-11-02に確認。
- CDC, Shingles Vaccination(ページの日付 2025-08-19):https://www.cdc.gov/shingles/vaccines/index.html